家庭教師のアルバイト情報【国語】

国語(現代文・古文・漢文)の家庭教師の募集情報および教え方、教科・科目ごとの特徴について解説しています。初めて国語の家庭教師のアルバイトをやってみようと考えている人におすすめです。学生の方は、夏休みなどの長期休暇を利用して始めてみもいいでしょう。

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目次

国語の教え方・勉強方法について

国語のイメージ

国語は他の教科・科目に比べると勉強のやり方が難しい、逆を言うと教え方が難しい教科です。古文・漢文の分野は、単語や文法を覚えることで飛躍的に得点アップが望めますが、難しいのは現代文です。これから国語の家庭教師のアルバイトを始めようとする人の中にも、中学受験や高校受験の時は(選択問題は特に)勘で解いていたという人がいるかもしれません。但し、実際に国語を教える立場になった場合、勘に頼るわけにはいきません。

現代文(国語の長文)の問題は、「あなたがどう思っているか」を聞いている訳では無く、あくまで「筆者がどう考えているか」を聞いています。国語の読解問題を解く場合は、筆者の考えを文章中から論理的に導き出すという解法手順が重要になってきます。

家庭教師で国語を指導する場合、国語だけを教えるというケースはほとんどありません。通常は他の科目と合わせて教えるという形になります。また、受験を意識した高校3年生を教える場合以外は、理系出身・文系出身というのは気にする必要はないでしょう。

要求される学力について

どのくらいの学力・偏差値があれば家庭教師が出来る?

学力のイメージ

それぞれの家庭教師会社によって基準は変わりますが、基本的には高校卒業程度の学力があれば小学生や中学生の指導は可能です。実際に専門学校生や短大生で家庭教師に就いている人もいますし、理系の大学生が小学生や中学生の国語の家庭教師を担当することもあります。

ただ、東京や大阪といった都市部の業者を中心に大学生以上を採用基準としているところもあるので注意しましょう。

また、大学受験を目的とした高校生を対象に教える場合は受験の経験が必要となります。例えば、理系出身の先生は大学受験の二次試験で国語を受けていないケースが多いため、文系の大学を目指す学生を教えるケースは少ないでしょう。

採用試験・面接

塾講師の場合、ほぼ全ての学習塾で採用試験(筆記と実技・模擬授業)が実施されますが、家庭教師の場合は登録会と面接のみのところもあり、採用試験が実施されるかどうかは半々といったところです。

時給額・待遇面について

国語の家庭教師はどのくらい稼げる?

給与のイメージ

一般的には科目・教科によって時給額が変わるというケースは少ないため、家庭教師会社で国語を指導する場合でも時給額は1500~3000円程度です。大学生が土日や放課後などの授業の合間にアルバイトをした場合、月に2~10万円程度稼ぐことが出来るでしょう。

但し、家庭教師で国語のみを教えることはまずありません。上記は他の科目を合わせて指導した場合の金額です。

学歴・経験や資格(教員免許)によって時給はUPする?

学歴・所属大学が時給面に反映するかどうかは家庭教師派遣会社によります(反映されない会社が多い)。一方、実務経験(家庭教師だけでなく塾講師や個別指導塾も含む)や国語の教員免許などは給与面で評価され時給は高くなる会社が多い傾向です。ただ最終的には指導力・教え方のうまさが最も大切な要素となります。

国語教科の分類

小学生、中学生は国語、高校生になると現代文・古文・漢文に分かれます。

国語(小学生・中学生)

小学生の国語のイメージ

国語の問題は、文章を読んで問いに答える「読解問題」と漢字や語句、敬語の使い方などを問う「知識問題」の2つに分けることが出来ます。家庭教師としては知識問題は基本的には暗記のため教えやすい反面、読解問題は指導が難しい部分です。国語の中学受験を経験していない人が家庭教師のバイトを始める場合は、研修などで教え方をマスターする必要があります。

小学生や中学生の場合は、そもそも長い文章を読むことが苦手な子も多いため、長文を読む訓練が必要となる場合もあります。また、国語の読解問題を勘で解いていてそもそも正しい解き方を知らないという生徒も多いでしょう。

高校生(現代文)

高校の国語は現代文と古文、漢文の3つがありますが、大学受験を意識したい場合、理系・文系で重点すべき勉強法が変わってきます。理系の生徒はマークシート方式のセンター試験のみですが、文系の生徒は記述式の問題も出題される二次試験の対策も必要となります。

センター試験の現代文は長文読解問題として評論文と小説・随筆が出題されます。二次試験の出題傾向は各大学によって異なります。漢字の読み書きや敬語・文法に関する問題も出題されますが、割合としては低いため、やはり長文読解の問題を伸ばす必要があります。

高校生(古文)

古文のイメージ

古文は現代文に比べると暗記の割合が高くなるため、国語の中では比較的指導しやすいでしょう。苦手な人も多いようですが、得点を伸ばしやすい科目です。

勉強法としては、古語(単語)や文法の暗記が基本となります。文法では動詞・助動詞の活用や接続、敬語の使い方などを中心に学習していきます。また、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての時代背景や当時の常識を理解しておくと問題が解きやすくなります。

高校生(漢文)

漢文も暗記に頼る割合が高くなります。基本的な単語や文法を覚えて、実際にたくさんの漢文を読んでいくことが大切です。単語については同じ漢字で複数の意味を持つ多訓多義語句形句法(熟語のようなもの)などを中心に覚えていくと効果的でしょう。

古文と同様に、高校漢文で出題されることが多い論語・孔子の時代から前漢あたりにかけての時代背景や当時の常識について理解しておくことは大切です。

よくある質問

Q. 国語のみ教えることは出来ますか?

家庭教師派遣会社によります。ただ、国語のみの指導を希望する生徒・親御さんは少ないため、現実的には国語だけを教えるというケースはあまりないでしょう。特に小学生の場合は複数教科を教えるケースの方が多いです。

Q. 国語が苦手なのですが家庭教師は出来ますか?

苦手科目については家庭教師会社の研修などで教え方や指導方法のコツを学べます。

Q. 中学受験を経験していないのですが

基本的には、登録した家庭教師会社の研修で補う形になりますが、中学受験を控える生徒を教える場合は受験を経験している先生の方がベストと言えます。ただ、受験対策以外の生徒の割合が高い家庭教師会社もあるので、登録時は特に気にする必要はないでしょう。

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